中ノ又渓谷
<晩秋〜初冬の安滝>
中ノ又渓谷は、約8キロに渡って奥阿仁の
最深部を形成する「マタギの里の奥座敷」である。
中ノ又渓谷のシンボル「安滝」は、安滝駐車場から
渓谷沿いに1.9キロの散策道を進むと最深部に
上下二段、左岩に白糸ノ滝を従えた安滝(約100m)が姿を現す。
日本百名瀑に選定された深山幽谷に鎮座する名瀑である。
晩秋の渓谷は、すっぴんの流れと林床をバックボーンに
ドレスを脱いだ木立が三度自己主張する季節でもある。

フォトモーション(スライドショー)
晩秋〜初冬の素顔 

トレッキング
ガイド
渓谷沿いを進む約2キロの安滝歩道は
イワナの魚形と野鳥や四季の草花を観賞できる緩やかなトレッキングルートだ。
比高300〜400mの溶結凝灰岩質のV字谷は広葉樹林が覆い
稜線部はスギ、ネズコ、キタゴヨウマツに灌木林が張り付く岩稜を形成する。
左岸に見上げる屏風岩は、渓谷の深さを実感できるスケールだ。
安滝駐車場から第一観瀑台までは徒歩45分で到着。
上下2段の安滝は、左岸に白糸ノ滝を従えて圧倒的な迫力で迎えてくれる。
50m上の第二観瀑台に至ると安滝本体(90m)が正面に対峙する。
滝壷に下りると、その豪快さをさらに実感できるであろう。
滝壷を囲む馬蹄形の岸壁と広いテラスは、
渓谷を俯瞰する天空のスタジアムである。
●入渓シーズン(5月下旬〜11月下旬)

@安滝林道を行く
セピア色の森は、冬芽に命を譲った証し。
車窓の揺れは安子に会える序章の高揚か。
 安滝林道ピークから安の滝を望む ツルアジサイは最後の雅  ブナの錦もフィナーレ 
 樹冠のフォルム  晩秋の木立   シダ映える林床

A安滝歩道を行く
  11/18 滑床淵 11/21 火砕流の滑床 11/13
晩秋を踏みしめて 11/13  孤高の屏風岩 11/23 

B安滝展望地〜滝壺
安滝と対面す11/3   第一展望地 11/20 中間展望地  11/25
中間展望地にて 11/23
第二展望地 飛沫を受ける 鎮座する
 滝壺風情
 滝壺風情 

<安滝の素顔>

ご対面 第一展望地 中間展望地
中間展望地  第二展望地  滝壺の滑床 

C 初冬の素顔
約束した冬将軍がやってきた。
湿り雪を待って、雪化粧の安子に会いに出かけた。
林道は表層雪崩で途中下車。
積雪は15〜30p、安滝まで3.5キロの雪中行軍を始める。
展望地までは、モノトーンの歩道をトレースしながら90分で到着。
安子は黒髪を束ね、白銀の岩稜に木立の静寂を纏って待っていた。
降り立った滝壺は、シャーベットの氷塊が墓標の様に際立っている。
ふと、安子の悲恋物語がよぎった。
眠りについた安子が凍て晴れの笑みを添えて見送ってくれた。
約束した芽吹きの季節を待つとしよう。

新雪の滑床 12/5 
モノトーンの渓谷 
 
 第一展望地
第二展望地から俯瞰 
中間展望地   滝壺から仰ぐ 鎮座する 
 
<安子の素顔> 
     
第一展望地  中間展望地  凍て晴れの笑み 

初夏〜盛夏 錦秋の渓谷 安滝上流部

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