2026年8月30日
水位: -0.44m (30日 14:30) | 水温: 20.6℃ | 天気: 曇り時々小雨 | 濁り: 薄濁り
釣り可能ゾーン入りも釣り人少ない
肌寒いくらいのお天気模様です。最高気温22℃、水温も20℃台と冷たい。おまけに時折の小雨、吹く風がなにかウラさみしい。川に入っていても寒い。川には釣り人がポツンポツン、すっかり鮎釣りなんて終わったかのような雰囲気です。
そんな中、温泉下に昼頃から入った神奈川からのご年配のお二人は、午後2時半頃までに13尾と7尾。「型はまずまず、垢はしっかり残っている。ハミ跡も結構ある」とのことです。概ね川幅の広い中流部は、垢の状態はいいようです。
秋田の浅利さんは、今日の雰囲気にいったんは中止。しかし帰路で思い直してシイタケに入川です。最初に掛かったのがこんな小さなヤマメ。「はやまったか」と思いながらも続行し、何とか10尾ほど。その後、荒瀬へ場所を移して12尾、計22尾です。
「垢は飛んでいる。釣れる場所は石色のいいほんの小場所。あとはピクリともしない」とのことでした。明日は少し気温が上がりそうです。
AIによる8月31日の釣況予測(8月30日更新)
※国土交通省の水位データ、天気予報、阿仁川の過去の減水パターン、現在の水温・濁り・現場状況をもとにAIで解析した予測です。 水位は30日夕方で-44cmまで低下し、釣りには十分な水位です。明日は曇りの予報。増水後の川は場所によって垢の残り方にかなり差があり、川幅の広い中流部では比較的垢が残っている一方、流れの強かった場所ではまだ白い石も多いとみられます。
明日は水位よりも「どこに垢が残っているか」がポイント。石色がよく、ハミ跡のある場所を見つけられるかで釣果差が大きくなりそうです。曇天と低めの水温から、朝一番よりも水温が少し上がる昼前から午後に期待します。
【釣果予測】
上級者:20~30尾前後
中級者:10~20尾前後
初心者:5~10尾前後
【AIの見立て】
増水後としては水位の回復は早く、すでに釣り可能ゾーン。ただし、川全体が同じように回復しているわけではありません。今日の実釣でも「垢がしっかり残っている場所」と「石色のいい小場所しか反応しない場所」がはっきり分かれています。
明日は「釣れる川」ではなく「釣れる場所を探す日」と予測します。魚は残っており、ハミ跡も確認されています。条件のいい石を見つければ十分掛かる可能性がありますが、垢の飛んだ場所で粘っても反応は薄そうです。ポイントを広く見て、反応がなければ早めに動く釣りが有効でしょう。
8月最後の日。季節は確実に秋へ向かっています。明日は残り垢を見つけた人にチャンスあり、そんな一日になりそうです。
AIが考える近年の「垢飛び」― 洪水時、川の中は「砂嵐」
近年は大雨災害が頻発し、一度の増水そのものも激しくなっています。そして問題は、川の中だけで起きているわけではありません。
大雨によって山の斜面が崩れ、山肌がむき出しになる。以前なら、その後しばらく時間をかけて草木が生え、植生が回復し、再び土砂を押さえる力が戻ってきました。ところが近年は、植生が十分に自然回復する間もなく、また次の大雨が来る。そのたびに裸地となった山肌から大量の土砂や細かな砂が沢を伝って川へ流れ込みます。
そして増水した川の中では、この大量の砂が濁流とともに猛烈な勢いで流れます。水中は、言ってみれば「砂嵐」状態です。
この砂が高速で石の表面をこすり続ける。いわば川底全体に強力な「サンドペーパー」をかけているようなものです。単に増水した水の力で垢が剥がれるだけではなく、砂によって石の表面が磨かれ、付着していた苔や藻類が根こそぎ削り取られてしまう。さらに石そのものが動き、場所によっては大量の砂礫に埋まってしまいます。
ここが近年の垢飛びを考えるうえで重要です。
表面の垢が少し剥がれただけなら、水が引き、日照と水温が戻れば比較的早く回復します。しかし、サンドペーパーをかけたように石の表面から根こそぎ削られ、さらに砂まで堆積すれば、新しい垢が付き始めるところからやり直しになります。当然、垢飛びからの回復にも時間がかかり、釣況への影響も長期化します。
つまり近年の洪水は、
豪雨 → 土砂崩れ → 植生が回復する前に次の豪雨 → 大量の土砂流入 → 川の中が「砂嵐」状態 → サンドペーパー効果で石の表面を削る → 垢が根こそぎ飛び、川底には砂が堆積する → 垢の回復が長期化
という連鎖を起こしている可能性があります。
水位は数日で戻っても、川底は数日では戻らない。
近年、増水後の垢飛びからの回復に時間がかかるように感じられる背景には、豪雨の頻発によって川へ流れ込む大量の砂と、その砂が川底を削り、さらに覆ってしまうことが関係しているのではないでしょうか。
これが、AIが考える近年の「垢飛び」です。



