(中~上流域)
・底石も大きくなり瀬やトロなどのポイントが連続するエリアも多くなる。ポイントを小さなスポットに分けて細かな点の釣りを展開し、ナワバリが広くなりがちな野アユをじっくり攻めることが釣果アップのカギになる。
・上流域は初期から良型も掛かりやすく盛期から終盤にかけてはパワーもサイズも大きく成長するため竿、ライン、ハリなど仕掛け全般をワンランクあげて対応する。掛けたら獲ることを考え安心できる竿と仕掛けで挑みたい。
(下〜中流域)
・比較的フラットなエリアになるため、瀬釣りの場合は底石が大きめの流れに変化があれば有望ポイントになりやすく、広く面の釣りでオトリを動かすことが釣果アップにつながる。
泳がせ釣りメインで狙う場合は底石がしっかり組まれた周辺を丁寧に探るのがコツ。
・上飛ばしやゼロテンションでじっくりとオトリを泳がせてアピールさせる。
盛期はオトリに行ってこい!でも掛かりやすいが初期や渇水時のプレッシャーなどにはオトリ管理も重要で、ポイント選択や仕掛けなど状況に合わせた対応が必要になる。
(仕掛け.竿.)
・仕掛けについて水中糸はメタル系やナイロン系を場所や状況、引くか止めるか泳がせるかによって使い分けること。張り替えが面倒で我慢してしまいがちだがその一手間を大事にすることで、ポイントに合ったオトリの動きを演出しやすく、結果的にストレスも少なくオトリの負担を軽減しながら釣りができる。
オモリや背バリも重要なアイテムでありノーマル仕掛けでは攻めきれないポイントも多々あるため、特に押しの強い流れでは常時使用することも少なくない。
・ハリは3本、4本イカリをメインにダブル蝶バリは掛かり重視で、チラシやヤナギは取込み重視で使い分けてみるのもいい。イカリなら6.5〜7.5号、チラシなら7.5〜9号くらいを標準として時期やサイズ、ナワバリか群れか状況に合わせて数種類用意する。
・竿については広く面の釣りが主体なら胴調子(ダイワならAシリーズ)がオトリ操作しやすく、点の釣りでスポットごとに探る場合は先調子(ダイワならTシリーズ)がオモリのゼロ管理も分かりやすく操作に向いている。それぞれ特徴があり好みや使いやすさに個人差はあると思うが、最近は長さや調子が特化した竿が主流でシーズンを一本で通すのはむずかしい。
阿仁川をはじめ東北の河川のアユシーズンは短く、成長や状況の変化が早いため終盤の大物用(ダイワならMTシリーズ)も含め予備竿やパワーのある竿も用意しておきたい。