 |
 |
 |
ハクサンチドリ(ラン科)
亜高山帯〜高山帯の 草地に生える
多年草。高さは15〜40pになる。
花は紅紫色で総状に数個から10数個つく。
※登山道や雪田の日当たりを好む
登山者に人気の高い花である。 |
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)
亜高山帯の針葉樹林や林縁に生える
常緑の多年草。茎の高さは5〜15cm。
6個の葉が輪生する茎に、4個の白い花弁と地味な小さい花が頭状に集まる。
秋には赤い実を数個つける。
※各登山道のオオシラビソ林から
山頂までの山道沿いに多く見かける。 |
キバナノコマノツメ(スミレ科)
高山の湿った草地に生える多年草。
茎は細く、高さは5〜20p。
目立つ黄色の花弁に褐色の筋が
アクセントになっている。
※森吉神社付近にわずかに見られる
貴重な花である。 |
 |
 |
 |
ニッコウキスゲ(ユリ科)
オオシラビソ林の湿った草地から
山頂部の雪田広葉草原に大群落をつる。 花はその日の内にしぼむ一日花であるが
次から次へと咲き出してくる。
※森吉山を彩るの盛夏の主役である。 |
ハクサンボウフウ(セリ科)
亜高山帯から高山帯の湿潤地に生える
多年草。葉の多くは根出。花は白色で
多数つける。
※盛夏の草原、ニッコウキスゲと共演する |
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科)
オオシラビソ林帯からハイマツ帯
の針葉樹林帯に生える常緑の低木。
※森吉山では低木帯の1100m付近から
現れ、アカミイヌツゲ、ミヤナナラ、
ウラジロヨウラク、マルバマンサク等と
混生している。 |
 |
 |
 |
モミジカラマツ(キンポウゲ科)
ブナ岱〜亜高山帯の渓畔や高山帯の
湿った草地に群生する多年草で 茎の高さは60pぐらい。 花序は散房状で径1〜13oの花を
10個ぐらいつける。
※葉の形状がモミジに似ている。 |
コバイケイソウ(ユリ科)
亜高山帯の湿地に生える多年草。
茎は太く高さ50〜100cm。
花は白色で茎頭に円錐状につける。
※山人平からヒバクラ岳の湿地に
大きな群落が見られる。
|
トウゲブキ(キク科)
亜高山帯の適潤地に生える多年草。
茎の高さは30〜80p。花は黄色。
ニッコウキスゲやハクサンボウフウ
などと混生する。
*石森の雪田や山人平湿原に群生する。 |
 |
 |
 |
ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科)
高山の草地に生える多年草。
高さは10〜35p。葉は各節に4枚。
花は茎の上部に数段重なった花穂をつけ、伸びながら下段より順番に咲いていく。
※森吉山は山頂部で見られる。 |
ウラジロヨウラク(ツツジ科)
山地から亜高山帯にかけて生える
落葉低木。幹の高さは1〜2mで
淡い緑の葉と紅紫色の花が
はじけるように同時に開花する。
※森吉山は山道や雪田の縁で
随所に見られる。 |
コケモモ(ツツジ科)
高山の裸地、岩石地に生える常緑の
小低木。地下茎は細長く横に走り、
地上茎は10pぐらい。
秋に赤い実をつける。
※森吉山は山道の岩場に沢山群生する。 |
 |
 |
 |
アオノツガザクラ(ツツジ科)
雪田付近の湿気のある草地や
岩場に生える常緑低木。
幹は高さ10〜30p。花は枝先に
4〜10個の乳白色の花を下向きにつける。
※山頂部東斜面(鶴ヶ岱)の岩場に
群生する |
クルマユリ(ユリ科)
亜高山帯の草原に生える多年草。
茎の高さは70〜100pぐらい。
中部の葉が車状に輪生する。
※山道のチシマザサの陽だまりで
よく見かける。 |
マルバシモツケ(バラ科)
日当たりのよい岩礫地に生える
落葉小低木。茎は下部からよく分岐し、
高さは1mぐらいになる。
※石森周辺で多く見られる。 |
 |
 |
 |
ミヤマホツツジ(ツツジ科)
ホツツジ属は日本の個有属。
*森吉山ではオオシラビソ林帯から
山頂部のハイマツ帯まで見られる。 |
コヨウラクツツジ(ツツジ科)
亜高山帯の林内に生える落葉低木。
よく分枝し高さ2〜3m、若い枝は赤褐色。
花は枝の先に散状に3〜5個つける。 |
チングルマの種毛(バラ科)
※初夏の草原を賑わしたチングルマは、
盛夏に 再び衣替えをして
草原の主役になる。 |