| トレッキング ガイド |
北八甲田連峰は最高峰の八甲田大岳をはじめとして、前嶽・田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳・硫黄岳・石倉岳・高田大岳・小岳など10峰がある。その中でも、前嶽・硫黄岳の2峰はどこからも登山道が通じておらず、ヤブを漕いで行くのなら別として、一般的な登山の対象とはならない。 これらの山々は大体甲状か屋根状で、屋根状のものも見る方向によっては甲状を呈している。八甲田山の八甲とはここから出ているといわれ、また高原性の湿原の中には池塘があり、エゾヒツジグサやミツガシワ、ミヤマホタルイ等が生じていて、神の田と称しているが、八甲田の田はここから出ているといわれる。 ＜昭文社 山と高原地図（八甲田・岩木山・白神岳・十和田湖） 著者：いちのへ義孝＞ |
北八甲田三山周回コース
北八甲田連峰周回コースの魅力は、
10峰の端麗な山容を借景に咲誇る豊富な高山植物群もさることながら
その眼前に弧をなす青森湾と津軽平野に麓をなす名峰岩木山の端麗な容姿であろう。
大岳、井戸岳、赤倉岳の岩峰群を取り巻く青森トドマツ(オオシラビソ)の樹海、
溶岩台地を彩る灌木林と湖沼群の毛無岱を巡る旬嶺の主稜線を巡ってみよう。
① 酸ヶ湯→大岳→井戸岳→赤倉岳→ロープウェイ田茂萢岳
※大岳～井戸岳～赤倉岳の三座を巡り、田茂萢岳からロープウエイで下る空中漫歩の周回ルートです※
酸ヶ湯P（900ｍ）～仙人岱（水）～大岳（1,584.6m）～井戸岳(1,550m)～
赤倉岳(1,548m)～田茂泡岳（1,326ｍ）＝＝＝ロープウエー駅舎（670ｍ）
行 程：7.5㎞ 7時間 高低差：526ｍ
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| 八甲田ゴールドライン沿いのブナ林（残雪に芽吹く：5月中旬） | ||
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| 八甲田ゴールドライン沿いの睡蓮沼は５座眺望地のビューポイントだ！ （5月中旬） | ||
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| 睡蓮沼展望デッキにて （6月上旬） | ||
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| 主峰大岳が手招きする酸ヶ湯温泉は、八甲田山縦走トレックの行動拠点（6月上旬） | ||
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| 酸ヶ湯駐車場から主峰大岳(1584.8ｍ)を仰ぐ | ||
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| 地獄湯ノ沢から岩木山借景 | 仙人岱の直下で大岳対面 | 仙人岱と小岳 |
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| 大岳が手招きする（仙人岱の水場） | ||
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| 高山帯に換わる見晴らしで南八甲田連峰を愛でる | ||
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| 眼下をトレース | 山頂直下の鏡沼 | ウサギギク咲く大岳山頂火口 |
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| 大岳山頂火口跡はウサギギク、ヨツバシオガマ、ミヤマオダマキの花園！ | ||
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| 大岳山頂から北麓三座を眺望 | ||
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| 大岳山頂から毛無岱を眺望 | ||
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| 井戸岳南麓火口跡と避難小屋（井戸岳1537ｍの懐は縦走トレックのオアシス） | ||
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| ヨツバシオガマ | ウサギギク | ミヤマオダマキ |
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| 井戸岳火口壁から火口列群を望む | ||
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| 井戸岳山頂火口跡の全景 | ||
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| 赤倉岳から毛無岱を望む | ||
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| 田茂萢湿原から赤倉岳～井戸岳～大岳 | ||
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| 田茂萢岳から見返る | ||
※ ブナ林にたたずむ湖沼と野鳥を愛でる周回ハイキング ※
＜入山期間：５月～１１月＞
蔦温泉休憩所(465ｍ)～0.4㎞10分～蔦沼～0.4㎞１５分～鏡沼～
0.2㎞５分～月沼～0.3㎞15分(中間点535ｍ)～長沼～0.8㎞20分～菅沼
～0.3㎞10分～瓢箪沼～0.2㎞２分～蔦温泉旅館(465ｍ)
行程：2.6㎞ １時間15分 高低差：75ｍ
| 蔦沼温泉起点に、ブナの森に点在する蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼を巡るトレイルです。沼と名前が付きますが、どれも済んだ水をたたえ、湖面には森の木々を映しています。５月はブナの新緑が、１０月から11月には紅葉が楽しめ、冬季は深い雪に包まれます。野鳥の宝庫としても知られ、貴重なアカショウビンの声を聞くことも。アップダウンの少ない道は歩きやすく、四季折々のブナの森を堪能できます。(環境省webサイトより抜粋） |
