<北東北の名山>
白神山地世界自然遺産地域

SIRAKAMI-SANCHI WORLD HERITAGE AREA

白神山地核心部のブナ林は、純度の高さや優れた原生状態の保存、動植物相の多様性で
世界的に特異な森林であり、氷河期以降の新しいブナ林の東アジアおける代表的なものであることから、
青森県と秋田県にまたがる16,971ヘクタールの区域が1993年(平成5年)12月、
世界遺産条例に基づき世界遺産一覧表に登録されました。(環境省案内標識より)

 
 白神岳(1,235m)と二ッ森(1,086m)

@白神岳(標高1,235m)
行程:13.5q コースタイム:8〜9時間(登り5時間、下り4時間) 
 
白神山地登山口(195m)→1時間→二俣分岐45分→最後の水場(533m)→45分→
マテ山分岐(841m)→2時間→大峰分岐(1.225m)→25分→山頂(1.235m)
JR五能線白神岳登山口駅の海岸線から直立している白神岳は、
海抜0mから登る山として古くから親しまれてきました。
登山道はブナ林の根を跨ぐ急坂を繰り返す。中間点のマテ山から続く長い馬ノ背を
アップダウンし、最後の急坂を登り切ると大峰分岐(十二湖分岐)だ。
北東には津軽の名峰岩木山を借景に、向白神岳から連なる群青のブナ林が世界遺産の核心部を形成する。
大峰分岐から南に伸びる700mの稜線上の灌木林帯は、お花畑が点在する大展望地だ。
先方のトイレと避難小屋の奥に、こんもりとした白神岳山頂(三角点)がある。
白神岳の眺望の醍醐味は唯一の海の近さだ。
足元直下、日本海の照り返しが黄金崎(通称)から横一文字に出張った男鹿半島に重なる。
その半島根の彼方に名峰鳥海山が鎮座する。 
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登山道入口(駐車場から15分) マテ山への急坂 マテ山分岐(長いアップダウンが続く)
夏泊半島を望む 大峰分岐直下にて(尾根先方に山頂)  大峰分岐から山頂を望む 
大峰分岐直下にて 
日本海に伸びるマテ山の馬ノ背
山頂三角点にて 

A二ッ森(標高1,086m)
往復:2.0q コースタイム:1時間10分(登り60分、下り50分) 
 
二ッ森登山口(940m)→1.0q1時間→山頂(1.086m)
二ツ森は、秋田・青森に広がる世界自然遺産地域を360度俯瞰できるベストビューポイント。
さらに、青秋林道終点からわずか60分程で登れる初心者コースという地の利がある。
特に新緑の季節は、展望も開け、谷から峰に向かって広がる新緑の樹海を一望できる。
※国道101号(びゅうシーライン)の八森から「ぶなっこランド」を経由し、
18.6q先の青秋林道終点が登山口である。
途中の展望台で山頂を確認し、尾根筋からブナ林の急坂を登り切ると
岩木山を借景に泊り沢を俯瞰する滝ノ倉ボッチ〜白神岳に至る樹海が飛び込んでくる。
山頂からは、日本海と群青の山襖を独り占めできる。

登山口に向う林道から  登山口上部の 展望台から山頂を望む  山頂直下のブナ林の急坂
 岩木山を借景に群青の山襖(山頂直下の展望地) 6月上旬
 二ツ森山頂付近から白神岳方面を望む

北東北の名山位置図

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