<北東北の名山>
    岩木山 Mt.Iwakisan

 津軽国定公園に属する岩木山は見る位置によって姿(形)を変えるが、どの場所より眺めても、視野を広くとり、まさに津軽の盟主「お山」に相応しい威風堂々した姿をみせる。弘前市周辺から岩木山を眺めると山頂部が3つに分れ、右が岩鬼山、中央が岩木山、そして左が鳥海山で、正に山の形をした山である。
 青森県の最高峰である岩木山は、津軽平野の中心にそびえ立つ。「津軽富士」とも称される山容は、美しい裾野を持った円錐形で、登山意欲を大いにかきたてられる山だ。登山コースは赤倉口、百沢口、長平口からが主流だが、1965年に八合目まで通じる津軽岩城スカイラインが開通してから、登山スタイルは一変し、夏には多くの人で賑わうようになった。(昭文社:山と高原地図 調査執筆/いちのへ義孝 
抜粋)

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トレッキング
ガイド
 主な登山口は5ルートあるが、ここではスカイライン終点の8合目で合流する嶽登山道を山頂に向かうヒル・クライミングコースを紹介する。
 スカイラインは全長9.8キロ、69カーブを連続、密生するブナ林を上るに連れて視界は広がり日本海の波打ち寄せる海岸が見えてくる。終点駐車場に近づくに従ってその雄大さを増し、南には世界自然遺産の白神山地の山の端、北は遠く北海道の松前半島、津軽半島の権現埼と十三湖、なだらかな弧を描く七里長浜、そして鰺ヶ沢から大戸瀬へ一目で見渡せる。晴天であれば日本海に浮かぶ北海道江差追分で知られる大島、小島も一望できる。さらに山頂に立てば、東に八甲田連峰、南に遥か岩手山から男鹿半島まで奥羽山系の名山が飛び込んでくる
(株式会社 岩木スカイライン ウエブサイト抜粋) 
岩木スカイラインコース
行程:往復3q 2時間
岩木スカイライン(有料道路9.8q)→8合目P・嶽登山道合流点(1250m)
←20分 40分→鳥の海(9合目1480m)←20分 30分→山頂
1624.7m)


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@ アップルロード〜岩木山ネックレスロードをめぐる
弘前城の桜が終わると、その山麓に連なる日本一のリンゴ園の開花が初夏を告げる。
お岩木山に連なる道筋は何処もかしこもリンゴの妖精たちが乱舞する。
明治11年(1878)、英国の女性旅行家であるイザベラ・バードは、原題「日本未踏の地」の中で
東北の原風景を「東洋のアルカデア(理想郷)」とまで絶賛した。
整然と人の手が加わった田んぼや水郷、集落を取巻く屋敷林、山肌の果樹林や畑作風景の中で
争いもなく穏やかな笑みを浮かべて暮らす人々の生活は、日本の原風景の域を超えた理想郷に映ったのであろう。
144年後の今日、イザベラが海原のようなリンゴ園を目にしたならば、どんな感光の言葉を発しただろうか。
波打つリンゴ園は、お岩木山を借景に四季の輝きを華やいでいる
弘前市りんご公園にて 5月6日  
山腹の残雪にふじリンゴの花がドレスをまとう  5月6日
 お岩木山の花嫁衣裳 5月6日
岩木山北麓を回る岩木山環状線(ネックレスロード)はもう一つの花ロードだ! 

A 初夏の岩木山
 津軽平野に鎮座するお岩木山  6月4日 8合目駐車場 1250m 8合目から白神岳を望む 
リフト降り場付近から鳥ノ海噴火口と山頂を望む 1480m 
日本海と鰺ヶ沢町  山頂へ  日本海と津軽平野 
山頂直下から鳥海山〜9合目鳥の海噴火口〜8合目駐車場を俯瞰
山頂から弘前市と眼下に百沢スキー場 

B 錦の季節
8合目から延びる登山リフト 
嶽登山道下山口(8合目)  9合目付近からの俯瞰   山頂直下から8合目を俯瞰
山頂(1624.7m)から日本海〜鯵ケ沢町〜津軽平野を俯瞰 

 北東北の名山位置図 

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