<北東北の名山>
    八甲田山
MT.hakkohda
(春の足音)

 十和田八幡平国立公園の八甲田山はいくつもある山の総称で、国道103号線を境に大岳(1,584.6m)、井戸岳(1.550m)、赤倉岳山(1,548m)を中心とする北八甲田連峰と櫛ヶ峯、駒ヶ峯、乗鞍岳を中心とする南八甲田連峰とに分かれています。
 酸ヶ湯からの登山コースは北八甲田連峰を回るコースで、多くの湿原植物を楽しめる毛無岱方面と、高山植物が楽しめる仙人岱方面の2つがあります。各山頂からの展望は優れており、360度の壮大な絶景を眺めることができます。田茂萢岳山頂付近へは、ロープウエーを利用することができます。山頂公園駅周辺からの眺めは素晴らしく、また高層湿原をめぐる8の字の歩道があり、アオモリトドマツ林と湿原植物を楽しむことができます。<環境省:八甲田登山道案内版より抜粋>
 


トレッキング
ガイド
 北八甲田連峰は最高峰の八甲田大岳をはじめとして、前嶽・田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳・硫黄岳・石倉岳・高田大岳・小岳など10峰がある。その中でも、前嶽・硫黄岳の2峰はどこからも登山道が通じておらず、ヤブを漕いで行くのなら別として、一般的な登山の対象とはならない。
 これらの山々は大体甲状か屋根状で、屋根状のものも見る方向によっては甲状を呈している。八甲田山の八甲とはここから出ているといわれ、また高原性の湿原の中には池塘があり、エゾヒツジグサやミツガシワ、ミヤマホタルイ等が生じていて、神の田と称しているが、八甲田の田はここから出ているといわれる。
<昭文社 山と高原地図(八甲田・岩木山・白神岳・十和田湖) 著者:いちのへ義孝>

北八甲田三山周回コース
北八甲田連峰周回コースの魅力は、
10峰の端麗な山容を借景に咲誇る豊富な高山植物群もさることながら
その眼前に弧をなす青森湾と津軽平野に麓をなす名峰岩木山の端麗な容姿であろう。
大岳、井戸岳、赤倉岳の岩峰群を取り巻く青森トドマツ(オオシラビソ)の樹海、
溶岩台地を彩る灌木林と湖沼群の毛無岱を巡る旬嶺の主稜線を巡ってみよう。

@ ロープウェイ山頂駅(田茂萢岳)赤倉岳→井戸岳周回
※ロープウエイ山頂駅の田茂萢岳から赤倉岳〜井戸岳の周回往復ルートです※
<撮影時期:4月上旬>
ロープウェイ山麓駅(670m)⇒⇒⇒田茂萢岳山頂駅(1,326m) 赤倉岳(1,548m)
〜井戸岳
(1,550m)〜田茂萢岳(1,326m)⇒⇒⇒ ロープウェイ山麓駅(670m)
行 程:5.0q 5時間   高低差:225m

ロープウェイ山頂駅展望地 
凍て晴れの三山(赤倉岳〜井戸岳〜大岳) を望む
溶け落ちた青森トドマツに寒波の衣を着る 
春の雪原を行く 
田茂萢雪原に浮ぶ三山 
 田茂萢雪原を行く
岩木山借景 
青森トドマツ群青 
田茂萢から赤倉岳に向かう 
 大岳借景
 樹林帯に浮かぶ赤倉岳
凍て晴れに樹林帯 
凍て晴れの樹氷原をいく 
春の樹氷花  
赤倉岳間近し
赤倉岳直下の灌木林帯 
赤倉岳第1ピークに立つ 
赤倉岳より毛無岱〜田茂萢岳を望む 
赤倉岳→井戸岳に向う主稜線
 井戸岳に向う主稜線
井戸岳火口から高田大岳〜小岳〜大岳を眺望 
赤倉岳と井戸岳のコルを下る 
早春の木立(ブナ、アオモリトドマツ) 
酸ヶ湯温泉駐車場からの大岳 
地獄沼からの大岳〜小岳 
八甲田ゴールドライン雪の回廊と大岳  4/2 

長沼と赤倉岳借景 (秋は水量が激減)

北東北の名山位置図

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