2026-04-15
能代港の稚鮎
晴|水位:+0.31|濁り:笹濁り|水温:--℃
今日のひとこと
昨日は能代港内を広く探査してきました。
その結果、以前に確認していた「4万5千トン岸壁」において、今回も多数の稚鮎の群れを確認しました。
この場所は、環境DNA調査においても特に多くのリード数が得られたポイントであり、今回の現地観察と一致する結果となりました。
実際に水中では、小さな群れが岸壁周辺にまとまり、漂うプランクトンを盛んに捕食している様子が確認できました。
水深は約13メートル、水温は13.2℃。
港内でも外的な影響を受けにくく、前回の増水による濁水の影響もほとんど見られない、安定した水域です。
一方で、川の水温は雪代の影響で8℃前後。能代港内は13.2℃と、まだかなりの差があります。
この温度差を考えると、現在の港内は稚鮎にとって非常に過ごしやすい環境にある一方、
雪代がおさまり川の水温が上昇したタイミングで、一気に遡上への“スイッチ”が入る可能性も感じられます。
こうした条件から考えると、この岸壁周辺は単なる通過点ではなく、
稚鮎が一定期間とどまり、成長する“場”「越冬、生育のゆりかご」として機能している可能性が高いと考えられます。
環境DNAの結果と実際の観察が重なったことで、
これまで推測の域を出なかった越冬・生育場所の姿が、少しずつ輪郭を持って見えてきました。
今後、水温や河川の状況がどう変化していくのか――
その変化の先にある“動き出す瞬間”を、引き続き追っていきたいと思います。
能代港内を元気に泳ぐ稚鮎の群れ
動画
撮影ポイント
撮影ポイントまでのルートをGoogleマップで確認。