教育活動・研究

特色ある教育活動

(1) 9学年の縦の繋がり

  • 体育祭、学園祭などたくさんの活動を1~9年生で行っています。
  • 上級生は下級生に「思いやりの心」で、下級生は上級生に「憧れの心」で接していくなかで、「競争」ではなく「共創」する心を育んでいます。 

(2) 豊かな自然体験

  • 夏は、「川」「滝」「山」での活動を1年ごとにローテーションで実施しています。
  • 冬は、森吉山阿仁スキー場で全校スキー教室&樹氷見学を実施しています。
  • 宿泊自然教室を4・5年生で実施しています。2年間で、大館少年自然の家と白神体験センターの両方でアクティビティーを体験することができます。 

(3) 語り合う会

  • 「語り合う会」とは、学年の垣根を超えて児童生徒が車座になり、テーマについて自由に語り合う会のことです。
  • 今年度は、本校道徳教育の重点「郷土愛」に関するテーマについて保護者等も交えながら語り合います。 

(4) 秋田活性化中学生選手権

  • 秋田魁新報社主催の事業に一昨年から出場し、2年連続県北地区の優秀賞に選出され、県大会進出しています。本校生徒のユニークな発想や豊かな表現力が高い評価を得ています。
  • 一昨年は、露熊山峡でのプロジェクションマッピングを提案し、県大会で審査員特別賞を受賞しました。昨年度は、阿仁スキー場の活性化策を提案し、念願の県大会最優秀賞を獲得しました。 

(5) 森林総合学習

  • 地域の方の指導を受けながら、3・4年生がクロモジの採集、クロモジ茶づくり、パッケージの作成、そして販売を体験します。
  • クロモジ茶の売上の一部を児童生徒の様々な体験活動に運用できるしくみづくりに取り組んでいます。

(6) 歩数計プロジェクト

  • 全校児童生徒に歩数計を配付し、毎日の歩数を記録していくことで、体を動かすことへの意識を高めています。
  • 歩数は児童生徒が自分でタブレットに入力します。歩いた分だけ内陸線の駅を進んでいくことが実感できるシートを開発し、児童生徒の意欲を高めています。 

(7) きらりの日

  • 毎週金曜日の朝学習の時間は、北秋田市郷土資料集「きらり☆きたあきた」を活用したふるさと教育に取り組んでいます。
  • クイズをつくる、付箋を貼る、ふるさとCMの作成、ふるさとかるたづくりなど、アウトプット主体のふるさと教育に取り組んでいます。 

(8) ふるさとガイド

  • 5・6年生は総合的な学習の時間に、阿仁の歴史や文化などを調べ、実際に街に出てガイド活動を行ってきました。
  • 今年度は、他校の中学生を対象にガイドを行う予定です。 

(9) 書道パフォーマンス

  • 7~9年生が一人1~2文字ずつ担当します。1~6年生は、背景のデザインを担当します。みんなで創り上げる全校共同作品です。
  • 完成した作品は、学園祭で保護者や地域の方々に公開し、多くの方から賞賛の声をいただいています。 

(10) 小規模特認校

  • 小規模特認校とは、通学区域(学区)に関係なく、市内のどこからでも児童生徒が通学することが可能で、少人数の特色ある取り組みを行っている学校のことです。
  • 市内唯一の小規模特認校である本校には、他地区からの生徒も通学しています。 

研究

(1) マイプラン学習(自由進度学習)

  • いつ何をどのように学ぶかを子どもが計画し、自由に学習していく手法です。自分のペースで自分らしく考え、学ぶことができるメリットがあります。
  • 全体の2割をマイプラン学習で実施することを目標に研究を進めています。

(2) 予想のある学び

  • 予想すること自体が目的ではなく、その意義を理解し、機能させることを大切にしています。
  • 予想することの意義は次の4つです。①習得したことを活用できる ②個々の予想のズレが論点になる ③予想すると追究意欲が高まる ④予想とまとめと連動させることで学びを自覚させることができる。 

(3) 乗り入れ授業と教科担任制

  • 中学校の先生が小学生に指導することを「乗り入れ授業」と言います(その逆もあります)。そのメリットは、専門性の高い授業を提供できることにあります。本校では、国語、算数、理科、社会、音楽、図工、体育、技術、家庭、外国語で乗り入れ授業を実施しています。
  • 乗り入れ授業の推進により、中期課程(5・6年生)でも教科担任制を実現しています。これは、いわゆる「中1ギャップ」の解消にも繋がります。

(4) 複式授業の解消

  • 複式学級に教員を複数配置し、授業は単式で行っています。これにより、教員は複式特有の負担から開放され、子どもたちは自学年の学びに集中できるようになりました。

(5) 学習リーダーとミニティーチャー

  • これまで本地区では、複式授業を成立させるために、学習リーダーを中心に子どもたちで進める学習を推進してきました。前述のとおり複式授業は解消しましたが、自分たちで進める活動自体は大切にしています。
  • 後期課程では、生徒に先生役を任せる「ミニティーチャー」も実施しています。

(6) ICT活用

  • デジタルドリル教材を導入し、授業や家庭学習でシームレスに活用できるようにしています。
  • 後期課程ではプログラミング教材を導入しふるさとの魅力を発信するホームページを生徒自身がコーディングする学習をしています。

(7) 道徳教育の推進

  • 予定調和をゆさぶり、知的好奇心を引き出す道徳授業を推進しています。
  • 教えるのではなく、気付かせる道徳をモットーにしています。