トレッキングガイド

奥森吉赤水渓谷
@ 野生鳥獣センター〜うさぎ滝往復コース
一枚岩盤のU字渓谷は天国の散歩道だ
休み場の小滝
グレートトラバース2(2015.7.10)で田中陽希さんが入った甌穴のプール(上段の左)

赤水渓谷 Photo Gallery

赤水渓谷ウォータートレッキングの留意事項

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 森吉山麓高原〜クマゲラの森〜桃洞渓谷〜赤水渓谷〜玉川温泉 (1/50000)

行程とコースタイム

(片道6.2km 2時間30分 標高差:30m) 
(一枚岩盤の渓谷を遡行する、うさぎ滝を往復するウオータートレッキングです)

森吉山荘⇒(車:14q30分)⇒

野生鳥獣センター(標高650m)→0.8q7分→立川橋→0.2q3分→

黒石川登山道分岐→1.8q35分→桃洞赤水分岐→0.5q15分→

渓谷出会→1.0q30分→休場ノ滝→1.0q35分→

玉川赤水分岐→1.2q30分→うさぎ滝
(標高680m)


(玉川赤水分岐→赤水峠→柳沢林道→新玉川温泉縦走コースはこちら)


奥森吉野性鳥獣センターで奥森吉の情報を仕入れてから立川歩道に入る。立川親水ゾーンとして川沿いに巡らした歩道の一部は、車イス対応のバリアフリー(一周800m)になっている。400m先の立川橋の分岐を直進するとノロ川園地(休憩所、車イストイレ)で、桃洞渓谷へは橋を渡りノロ川歩道に入る。

ノロ川歩道(黒石川登山道分岐)
 
歩道はブナ林の真只中(国設鳥獣保護区特別保護地区1,170ha)を行く3kmの森林浴コースだ。
 桃洞赤水分岐までは約3.0km、45分程でに到着する。分岐から歩道をそのまま右に進むと桃同渓谷だ。

桃洞赤水分岐

ここからウオータートレッキングが始まる

最初に出会うおう穴の滝は、落差は3m足らずだが沢幅一杯(直径6m)のおう穴のプールには岩魚が群れている。ここから水深310cmで起伏のない一枚岩盤の流れをひた歩きするコースが約3km続く。
 火砕流大地が200万年かけて浸食された渓谷美もさることながら、渓谷には随所にブナ林が迫り出し、森と灌木林と岩稜の変化を繰返す。遡行に従い万華鏡の風景が好奇心を誘う。


渓谷のフォルム

深山幽谷のサンゴ礁

 真夏であれば、蝉時雨の中を足元を浸しながらの散策は天国の散歩道である。
1q程遡行すると右岸からヤスミバの沢が合流する。その先150m右岸には湧水口があるのでここで一息入れたい。
 深みとおう穴を避けながら更に1
km進むと、流れは右沢と左沢に分かれる。ここが玉川赤水分岐である。右沢が赤水渓谷の本流で箱庭のような渓相が連続しその1.2km先にうさぎ滝が待っている。
 
うさぎ滝の上流部は、テラス状におう穴と小滝が連続する源流域を形成する。桃洞渓谷と峰越で周回するコースはシャワークライマー達の別天地になっている(周回コースは、ハーネス、ザイル、ヘルメット等の登攀用具必携、ガイド推奨)。


野生鳥獣センター

錦の樹幹に抱かれて
 赤水渓谷へは分岐から一旦河床に下り桃同渓谷を対岸に渡る。
 桃洞渓谷と赤水渓谷の合流地点は河床が狭まり、深淵にはエゾウグイが群れている。渓流沿いのブナ林の歩道を1km約20分程進むとやがて視界が開け渓谷の出会いに着く。周囲は砂が広く堆積し、字状の渓谷には潅木林とブナやミズナラの樹幹が流れに迫り出し、箱庭のような景観が飛び込んでくる。右岸のステップ又は歩道を慎重に渡ると、いよいよ沢歩きが始まる。

おう穴ノ滝

発達したおう穴群が随所に出現

赤水庭園を遡行

うさぎ滝

●うさぎ滝上流部は、さらに1.5kmの遡行が楽しめる。沢登りの醍醐味である5〜10mの滝が連続する。
 途中の枝沢を峰越して桃洞渓谷の左ノ沢に下りる周回コースは、ウオータークライマーたちの別天地だ。


最寄の宿
<森吉山荘>
 奥森吉の玄関口の湯ノ岱に立地するプチホテル風の国民宿舎です。
<杣温泉旅館>
 300年以上の歴史のある風流な温泉宿。森吉山荘の元湯で源泉掛け流しの露天風呂が人気です。
<新玉川温泉>
 新玉川温泉では、「玉川温泉」と同じ源泉からの引湯です。こちらのお湯は、世界でも
 珍しい塩酸を主成分とした強酸性の泉質で、ラジウムを含有しています。
 焼山〜後生掛温泉〜八幡平への宿泊拠点です。

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NPO森吉山ネイチャー協会
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