UniEdit


Win95上で動作するイギリスDuke大学のUniEditのインストール方法とこれを使ったUNIODE(UTF-8)ベースのウェブページの作成方法について説明します
まず、最初にDuke大学のサイトから必要なファイルをダウンロードします
Duke University, Office of Information Technology http://www.lang.duke.edu/
このサイト内にUniEdit:Multilingual Editing Technologyというのがありますのでそのページに入ります
ここに英語ですがUniEditについて書かれてありますので一通り目を通してみて下さい
この画面の一番上にDownload UniEdit Tryout Editionという試供版のダウンロードできるページがありますのでクリックしてみて下さい
一通り目を通してゆきますと5つのファイルをダウンロードできるようになっています

UniEdit Tryout Basic
基本となるファイルです(UNIEDTRY.EXE)
UniEdit CJK Module
中国語、日本語、ハングル文字のモジュールです(UNIEDCJK.EXE)
UniEdit Arabic and Hebrew Scripts Module
アラビア語、ヘブライ語のモジュールです(UNIEDR2L.EXE)
Jim Breen Japanese-and-English On-line Dictionary Module
日英オンライン辞書のモジュールです(JPNENGDC.EXE)
Korean-and-English On-line Dictionary Module
ハングル英語オンライン辞書のモジュールです(KRNENGDC.EXE)

私の場合はハングル文字は必要無い(わからない)のでとりあえずKRNENGDC.EXE以外のファイルをダウンロードしました
ファイルは私の場合はWin95を使っていますのでc:\tmpというテンポラリーフォルダーを作ってありますのでそこに上記の4っつのファイルをダウンロードしました
次に、エクスプローラーでc:\tmpのフォルダを開きます
4っつのファイルを一つづつダブルクリックして同じ場所(c:\tmp)に全て解凍します
そうしますとSetup.exeというセットアップ用のファイルがありますのでこれをダブルクリックして下さい
あとは画面の指示に従ってUniEditをインストールして下さい
インストールが終わりましたらUniEdit Tryoutをクリックしますとソフトが起動します
なお、スタート−プログラム、、、として実行する場合にはプログラムの中のWinCALIS Pangaeaの中にありますので注意して下さい
日本語とドイツ語を使いたい場合にはUniEditを使う前にWin95のちょっとした設定も必要です
コントロールパネルからキーボードをダブルクリックしますとキーボード(KB)のプロパティが表示されます
この中から「言語」を選択して下さい
「追加」をクリックして「ドイツ語(標準)」を選択しOKを押します
場合によってはWin95のCD-ROMが必要な場合があります
なお、普通の日本語KBとドイツ語ではウムラウトや記号の位置が違いますので下記を参考にして下さい

sz
a-Umlaut
o-Umlaut
u-Umlaut

日本語とドイツ語の切り替えはデフォルトの場合はKB左側の「Alt」キーを押しながらKB右側の「Shift」キーを押すと言語が切り替わります
これで準備完了です

UniEditを立ちあげます
デフォルト(初期設定)では入力モードがEnglish/W.europeになっています


これではドイツ語入力ができないので下記のようにしてドイツ語KBを選択します
サンプル文章1
これで始めてドイツ語が入力できます
試しにタイプしてみたのが下記の画面です
サンプル文章2

続いて日本語の入力です
下記のようにRoman-to-Kanjiに設定します
これで日本語が入力できます
ここで注意なのですが、Win95などで普段使ってるたとえばMS-IMEやATOKは使わないで下さい
日本語入力設定

下が日本語をタイプした画面で、ドイツ語と混在しています
日独混在テキスト

ただし、日本語入力ははっきり言って非常にやりずらいですので、日本語を最初に書いてから
それをUniEditで取り込んでからそのファイルをドイツ語モードで編集した方がいいようです

次に本題のUniEditを使ってのウェブページの作成です
これは基本的にはUniEditを普通のエディタと思ってhtmlタグを書くのと同じです
試しに下記のように書いてみました
テストファイルhtml

次にこのファイルをUNICODEで保存する作業に入ります
下記の画面のようにFileからSave As..を選択します


そうしますと下の画面が現れますのでファイルの種類をUNICODE/UTF8にします
また保存するファイル名はここではtest.htmとしました
本来は*.htmlとしたかったのですがこのUniEditはWin3.1時代からのソフトのようで拡張子が4文字のhtml
ですと長すぎますというメッセージが出ますので、一旦*.htmという形で保存してからエクスプローラーで
名前を*.htmlというふうに変更します(別にhtmでも構いませんけど、、、)


あとはこのファイルtest.htm(test.html)をftpでWebサーバーに転送すれば完了です
ブラウザでtest.htmlをクリックしてみて下さい
日独混在のページが見れるはずです
ただし、Win95ではUNICODEのページは残念ながら正確には表示できません
私の所では
MacOS8.5+Netscape Communicator 4.5 [EN]
WindowsNT4.0 + Netscape Communicator 4.5 [EN]
Slackware3.5(Linux) + Netscape Communicator 4.05 [EN]
でUNICODEのサイトを確認しています

以上
Kenju Kudo
28.Okt. 1998